水中毒にご注意を

　水中毒とは、過剰に水分を摂取することによって起こる病態です。多量の水分摂取によって血液中のナトリウム濃度が低下し、体の電解質のバランスが崩れることで引き起こされます。軽症の場合にはめまいや頭痛、頻尿、疲労感などの症状が現れますが、重症の場合には錯乱、嘔吐、意識障害、呼吸困難など命に関わる状態になることもあります。

水中毒を予防するためには、以下のような対策が重要です：

1. 一度に大量の水分を摂取せず、少量ずつ何回かに分けて摂る。
2. 摂取した水分の合間にうがいをして口内を潤す。
3. 経口補水液（スポーツドリンク）を利用して水分補給を行う。
4. 必要以上に水分を摂りすぎないように注意する。

水中毒を防ぐために、適切な水分摂取とナトリウムのバランスを保つことが大切です。特に、高齢者や心臓・腎臓の疾患を抱える人は注意が必要です。
症状が現れた場合には、早めに医療機関を受診することが重要です。